回答
「人材」という日本語に、
「組織においてマイナスの影響を及ぼす人々を指し、業務の妨げとなる行動をとる人という意味」で「罪」という字を当てて
「人罪」という表記という風に理解しました。
その意味で言うと、ぴったりの英単語はないものの、いくつかの観点で整理はできるとおもいます。
▼ 組織に悪影響を与える人(総称的)
・toxic employee(有害な社員)
「職場の雰囲気や生産性を損なう人」
・disruptive employee(混乱を引き起こす社員)
「業務を妨げる・チームワークを乱す人」
・difficult person / difficult employee(ややこしい人)
「協調性に欠け、対話が難しい人」
▼ 組織文化・チームを破壊するタイプ
・toxic coworker / toxic colleague
「他人を批判したり、噂を流したりして職場を悪化させる人」
・workplace bully(職場のいじめを行う人)
「パワハラ・モラハラ的な言動をとる人」
▼ 組織に「害を及ぼす存在」として明確に批判する語
・bad apple / rotten apple(腐ったリンゴ)
「一人の悪い人が全体を腐らせる」という比喩表現。
・saboteur(サボタージュする人)
「意図的に業務を妨害する人」
※とても大事なこととして
ちなみに、もし「人罪」という日本語の表記を無理やり直訳しようとした場合、
一般に英語圏では「罪」という言葉自体に、宗教的・道徳的ニュアンスが多く含まれ、
非常に重たい言葉として受け取られてしまうため、かなり工夫して表現するのがよいと思います。
特に、企業・人事領域において「罪 (sin)」「criminal」「evil」などの言葉は、
「差別的」「侮辱的」「非人間的」と受け取られることが多く、普通は使わない(使ってはいけない)という感覚が普通な気がします。
