現在完了の継続の用法について
①I have always thought that jazz is inferior to classical music.
(これまでずっとジャズはクラシック音楽より劣っていると考えていました)
②They have kept diaries since they were children.
(子供のころからずっと日記をつけています)
英語の文法書に上記の例文が現在完了の継続の例として載っていたのですが、②は訳が「つけています」となっていることから現在も「つけている(keepしている)」ことになります。
しかし、①は「考えていました」となっていることから現在は「考えていない( thinkしていない)」と言うことになります。
僕は継続用法はずっと②の用法のように「現在もそうである」場合に使うのだと考えていたのですが、違うのですか?
また①の例は
(ずっとジャズはクラシック音楽より劣っていると考えて「います」)と訳せないのでしょうか?
もし①の解釈に則ると②の訳も
(子供のころからずっと日記をつけていました(直近でやめた))と解釈できてしまう気がするのですがどうでしょうか?
回答
現在完了の継続用法は、基本的に「過去に始まった状態や行為が今まで続いている」という意味を表します。
なので、(質問者様のおっしゃる通り)文法的には原則として「現在もそうである」という前提があります。
②の
> They have kept diaries since they were children.
はその典型で、「子どものころからずっと日記をつけています」という意味になり、
今も続いていることを示します。
もしすでにやめているのであれば、現在完了は普通使いません。別の時制(過去形や過去完了など)になります。
では①の下記の英文については、
> I have always thought that jazz is inferior to classical music.
この文も文法的には「これまでずっとそう思ってきた」という意味であり、
通常は「今もそう思っている」という含みがあります。
なので、普通に訳せば「これまでずっとジャズはクラシック音楽より劣っていると思っています」です。
▼重要なポイント
ちなみに、文法書で「考えていました」と訳されているのは、現在完了が「今はもう思っていない」ことを意味するからではありません。
・日本語では「ずっと思っています」と言うと断定的で強く響くことがある
・文脈によっては少し控えめに「思っていました」と訳すことがある、
という日本語でうまく表せないという、それだけの理由です。
これらは、英語の時制そのものが「現在は違う」と示しているわけではありません。
そして、もし本当に「以前はそう思っていたが、今は思っていない」と言いたいなら、英語では通常
> I used to think that...
のような表現を使います。
I had always thought that... も使われますが、
これは普通その後に but ~ などが続き、「以前はそう思っていたが、実は違った」という文脈で使われることが多い表現です。
なので、継続用法は基本的に「現在も続いている」という理解で正しく、①と②は文法的には同じタイプです。
①を日本語として、「思っています」と訳すことももちろん可能ですし、むしろ文法的にはその方が自然です。
