回答
出どころを調べました。“it” は笑顔のことですね。名言ですね。この “but” は代名詞で、古い用法です。今は使われることがありません。“who... not” に置き換えられます。
コンマ以降を書き換えると、
None are so poor who are not richer for its benefits.
さらに現代の言い方にすると、
None are so poor that they are not made richer by its benefits.
「その恩恵により豊かにならないような貧しい人はいない。」
Merriam-Webster Dictionary に、Shakespeare の例文がありました。
Nobody but has his fault.
“but” を “who... not” に置き換えると、
Nobody who has not his fault.
現代風にすると、
There is nobody who does not have his fault.
「短所のない人はいない。」
余談になりますが、女性や LGBTQ の多様な性別を考慮すると、
There is nobody who does not have their fault.
実は、they は三人称単数の代名詞として使うことが出来ます。これはもともと they の定義として存在していたものですが、三人称単数の代名詞は he と she だとアメリカの学校でも教えられていたので、アメリカ人も知らない人が多いです。近年の性別の多様化に伴って、he や she でなく、they が単数として使われるケースを、見たり聞いたりするようになりました。
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