つまるところ、英語はただ、知ってるか知らないかなのでしょうか?
英語を訳す時に、「知ってる表現、見たことのある表現」であれば、即座に意味が分かりますよね。書く時も、「一度使ったことのある表現、覚えてる表現」であれば、書くことが出来ます。
もちろん、文法を理解していないと、話しになりませんが、例えば、That’s the last straw! と言われたら、その意味を知ってる人であれば理解出来ますし、知らない人であればわからない。それだけですよね。
話しがそれるようですが、英検1級って、小学校4年生くらいでも取れるのではないか、と思うのです。ようはそれを「知ってるか知らないか」ですので。
何年もかかる、気の遠くなるような話しになりますが、続けるしかないのでしょうか?
回答
知っていることは当たり前で、それだけでは不十分です。例えば辞書一冊分の単語を覚えたからといって、すべて正しく発音出来るわけではないし、それを使って効果的な文章を書けるようにはなりません。
日本で教えられる英語は、知識に偏っています。もっと大切なのは、その知識を使えるかどうかです。そのためには、練習が必要です。スポーツの練習をしたり、楽器の練習をしたりするのと同じです。
言語は勉強するものではなくて、練習を通して身につけるものです。習得に何年もかかるのは、どの言語でも同じですが、「勉強」から「練習」へとやり方を変えたら効率は良くなります。
私が英検1級を取ったのは90年代のことなので今は変わっているかもしれませんが、ある程度の人生経験がないと判断できないような内容があったと思います。10歳程度の子供が回答できるかどうかは、分かりません。たとえ合格したとしても、そこで終わりにはなりません。せめて社会人のような英語を話せるようになるまで、練習は続きます。