回答
英語は英語で考えて書くのが大切というのは、まったくその通りです。それを目標とすべきです。ライティングを繰り返しているうちに、英語で考えて書けるようになります。でも、それには時間と努力が必要です。日本語でも英語でも、考えるということは、聞く、話す、読む、書くという言語能力だけでなく、それまでの経験、知識、生活文化など、その人のすべてが含まれるからです。
あることについて、過去に考えたことがあるとき、そのときの思考言語が日本語だったのであれば、もう一度考え直すときにも、日本語で考えるのが楽になります。英検2級ライティングで、そのようなトピックが出題されたら、すぐに英語では考えにくいものです。無理に英語だけで考えて文章を書こうとすると、思考が浅くなって、英語は出来たけども、中身が幼稚だったりすることがあります。
なので、英語を身に付ける過程においては、まず日本語で考えて、それから英語に変換するのは、自然なことだと思います。そのことを、「間違っている」と思って避けることはやめたほうがいいと思います。だれもが通る道ですから。
もちろん、英語だけで考える訓練を積むことはできます。例えば、リンゴをかじって、”This apple tastes good.” と思うのは簡単です。そういう日常的に英語で発想することを、どんどん増やしていくことです。そのうちに、一度英語で考えたことは、次に英語で思い出すので、英語でまた考えるのが楽になります。
英語だけで考えるトレーニングとして、free writing をお勧めします。
タイマーを使って2分間、頭に浮かんできたことを、すぐに英語でノートに書きます。何の脈絡もないことで大丈夫です。浮かんできた感情とか考えをすぐに英語でノートに書きます。手を止めないでください。目的は、2分間という限られた時間中、頭の中を完全に英語に切り替えて、自分の思いをできるだけたくさん英語で表現することです。かなりエネルギーを使います。これを朝夕、毎日繰り返します。慣れてきたら、時間を延ばしていきます。
英作文の添削をしています。
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