リスニング、何を言ってるかわからん！

リスニングが苦手なのは、人それぞれ違った理由があります。よくあるのは、ある言葉を聞いても、自分が頭で覚えている音と、聞こえてくる音が異なっているために、それを認識できないということです。

例えば、of の音は、カタカナの「オブ」とは似ても似つかぬ音です。これを「オブ」と覚えていれば、本当の英語 [əv] が聞こえたときに、「オブ」だと認識できないのです。しかもこの単語は文の中で [ʌv] にもなりますし、母音だけの [ə] にもなります。

and も強く [ænd] と発音してくれれば、まだ気がつきやすいかもしれませんが、大抵は、[ən] や、子音だけの [nd] になります。カタカナの「アンド」を期待していると、気がつかないかもしれません。

まあ、of も and も短い単語なので、このくらいは分かるかもしれませんが、これが長いフレーズや文になると、たくさんの馴染みのない音が積み重なって、分からなくなることがあります。

対策としては、発音が綺麗な人の音読を聞きながら、英語の文章を目で追っていく練習をすることです。目と耳の両方を使って、正しい音を覚えるようにしましょう。

ヒントになれば幸いです。