写真の問題について
写真の問題の青線部の()にはaの
「but never all of it」が正解なのですが、解説の赤線部には「カンマの後は節が入る」と書かれているのですが、but never all of itにSVがないのですが、このような等位接続詞からSVが省略されることはあるのでしょうか?そして何が省略されているのでしょうか?
また「SVがないからこのbutは前置詞だな」と解釈してしまったのですが、このような場合、前置詞なのか接続詞かというのはどのように区別したらよいのでしょうか?解説おねがいします。
補足:青線部のカンマが画質の関係でピリオドに見えますが、ご了承ください。
※中央大法2019
問題URL: https://d.kuku.lu/cha54d6b8
解説URL: https://d.kuku.lu/3n2umfk45
回答
I had done most of what was required, but never all of it.
私はこの写真にある解説が理解できません。どうしてこんなに難しく考えるのかと、少々驚いています。
この文の形は、日常的に会話の中で使っています。同じ言葉を二回繰り返さなくても通じるので、二回目は省略するのです。たぶん、これは日本語でも同じではないでしょうか。
I ate the pizza, but I did not eat all of it.
I ate the pizza, but not all of it.
I finished most of my homework, but I did not finish all of it.
I finished most of my homework, but not all of it.
He answered the questions, but he did not answer all of them.
He answered the questions, but not all of them.
not が never になっても同様です。
I have listened to Mozart's symphonies, but I have never listened to all of them.
I have listened to Mozart's symphonies, but never all of them.
もうお分かりだと思いますが、ご質問の文はこれです。
I had done most of what was required, but I had never done all of it.
I had done most of what was required, but never all of it.
会話では、言うまでもなく、カンマは存在しません。それでも通じます。書くときにカンマを使わない人もいますし、このカンマがピリオドになったとしても、意味は変わりません。なので、カンマの有無を基準にするのは危険です。
大切なのは、この筆者が何を伝えようとしているかを想像しながら読むことです。言語はコミュニケーションの道具です。前置詞なのか、接続詞なのか、そういう文法的な分析をするのは、実生活では役に立ちません。