同格表現の文構造について
dialect is the linguistic variety spoken by him, usually someone thought of as inferior.
thought of as inferior がsomeoneを修飾しており、someoneが同格表現になっていると説明されていました。
①ここでは何と何が同格となっているのでしょうか
dialectとsomeoneでしょうか・・・?
②usually someone thought of as inferior の部分の文構造、thought ofの目的語について教えてください。
someone thought of (dialect) as inferiorということを表しているのだと思います。
dialectが過去分詞で修飾、受動態と同じような形になっているため、thought of の目的語がなくなっているだと思っています。ただ、ここで何が抜けているかというのは、文脈から補うという認識で合っていますか。
回答
dialect is the linguistic variety spoken by him, usually someone 〈thought of as inferior〉.
him=someoneで同格です。
上の文の〈〉の部分は過去分詞による形容詞句です。
think of someone as inferiorです。
訳は「方言とは人によって、普通は劣っている思わられている人により話される言葉の多様さのことである」が直訳です。
日本語らしくするなら「方言とは、大抵の場合は洗練されていないと考えられている人がはなす言語の〜」ぐらいになるかと思います。
基本的に同格は直後に置くこと、someone thoughtでSVだと時制が合わないこと、質問にあったようにofの目的語がないこと、接続詞なしで文が二つ並ぶことが変だとなります。
(1) 同格なのは、「him」と、「usually someone thought of as inferior」です。「him」を言い換えて、「usually someone thought of as inferior」と表現しています。例えば、
I remember that man, the one with a Hello Kitty tattoo on his neck.
という文では、「that man」と「the one with a Hello Kitty tattoo on his neck」が同格なのはお分かりですよね。ご質問の文も、それと同じような形です。
(2) 「thought of」されているのは「someone」です。
someone (who is) thought of as (being) inferior
劣っている(身分が低い)と思われている人
同じような意味で、次のようにも表現します。
someone (who is) considered as (being) inferior
someone (who is) seen as (being) inferior
someone (who is) viewed as (being) inferior
someone (who is) treated as (being) inferior
以下、参考まで。
I am shocked to hear Mike passed away. I always thought of him as athletic and super healthy.