回答
こんにちは。
形容詞節の例で見てみましょう。
形容詞節は、名詞を修飾するための節ですので、関係詞を使った節ということになります。
The young people who SAY hello to us every morning ARE the students from this school.
The young people who SAY hello to us every morning WERE the students from this school.
The young people who SAY hello to us every morning USED TO BE the students from this school.
The young people who SAY hello to us every morning WILL BE the students from this school.
このように、形容詞節の動詞 say は、主節の動詞の時制にかかわらず、現在形です。つまり、時制の一致を受けません。その理由をこの例で説明すると、若者たちが今現在毎朝挨拶をしてくれるという事実は若者たちという名詞を説明しているに過ぎず、その若者たちが過去に何者であったか、現在何者か、将来何者になるかということ(主文の時制)には支配されないからです。形容詞節の動詞の時制が主節の動詞の時制と同じである場合もありますが、それはたまたま時制が同じであるというだけで、時制の一致ではありません。
日本語で「時制の一致」と呼ぶこの英語の文法ルールは、英語では「sequence of tences」と言って習います。sequence とは、連鎖という意味です。つまり、主節の動詞の時制と従属節の動詞の時制が連鎖しているよ、ということについて習う文法です。
主文の従属節が名詞節である場合、その名詞節は主語になったり、補語になったり、目的語になったりします。それらは文の要素として主文の動詞の時制に支配されているので、主文の動詞の時制が変われば、従属節である名詞節の時制も変えないと、文の中で時制がバラバラになってしまうことから、時制を連鎖させなさい、というルールのことで、名詞節について適用されるルールです。