回答
もう少し補足します
▼未来完了形の使い方
未来完了形「will have + 過去分詞」は、「将来のある時点までに完了しているであろう」動作や状態を表すために使われます。
つまり、話している時点から見て、将来のある時点で行われている、または完了していることを示します。
▼この文脈での解釈
この文脈では、スナク前首相がすでに首相の役職に就いていて、彼がその職務を遂行するために必要な「努力」をすでにしてきたことを指しています。
ただし、スターマー首相の演説では、この「努力」は「誰もが簡単に見過ごすべきではない」というニュアンスで語られているため、
その努力の重要性を未来の視点から強調しています。
つまり、この文ではスナク氏が首相として務めた期間における努力を「その時点で(未来から見て)必要となっていたであろう努力」として表現しています。
スターマー氏は、後になってその努力の価値がより明らかになることを予期しており、そのために未来完了形を使用しています。
▼なぜ過去完了や現在完了でないのか
もし過去完了形や現在完了形を使うと、すでに終わったことや現在に続いていることに焦点が当たります。
しかし、この場合は、将来の視点から振り返ってその「努力」がどれだけ重要であったかを強調するため、未来完了形が適していると思います。
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英国のキア・スターマー首相の就任演説の冒頭で、前任者のスナク前首相を讃える以下の一文がありました。
「The extra effort that will have required shouyld not be underestimatied by anyone」
「The extra effort that will have required」という関係代名詞には何故未来完了形が使用されているのでしょうか。既に努力して首相になっているので、過去完了あるいは現在完了ではないかと思いました。