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英語勉強中さん
2020-02-28 14:41

第4文型を第3文型に変換する練習は会話でも役に立ちますか?

第4文型を第3文型に変換する練習は会話でも役に立ちますか?

よく学校の試験対策などではforやtoを使って
第4文型を第3文型に変換しなさいとか、

能動態の文を受動態に変換しなさいなどという様な問題がでますよね。

確かに試験問題を出す側からしたら
問題として作りやすいテーマだとは思いますが

果たして実際の会話では
文型を変換するトレーニングは
役に立つのでしょうか?
 
まあ、幅広い表現ができるようになりたいとか
リライトして自分の言葉に書き換えたい目的があるなら
役立つかもしれませんが
現実的に会話力の向上には
つながるでしょうか?

回答

2020-02-28 14:41:14

こんにちは。

第4文型を第3文型+to/for 人に書き換える練習ですが、役に立つと思います。

I'll give this key to you tomorrow. と言うのと、I'll give you this key tomorrow.と言うのでは、ちょっとニュアンスが違います。
最初の方は、この鍵を、あんたに、明日渡すね、と言ってます。つまり、鍵を渡すことにフォーカス。
後の方は、あんたに、この鍵を、明日渡すね、と言ってます。つまり、あんたに何か(鍵)を渡すってことにフォーカス。

I can't make dinner for you tonight. と言うのと、I can't make you dinner tonight.と言うのでは、ちょっとニュアンスが違います。
最初の方は、夕食を、あんたには、今晩作れないから、と言ってます。つまり、夕食を作れないんだよってことにフォーカス。
後の方は、あんたには、夕食を、今晩作れないから、と言ってます。つまり、あんたに何か(夕食)を作れないってことにフォーカス。

この違いがどうでもよいのであれば、気にする必要はないでしょう。
この違いをちゃんと言い分けたいのであれば、ささっとどちらかを選べるようにしておく必要がありますから、練習が役に立ちます。

===

能動態の文を受動態に変換する練習ですが、これも役に立ちます。

This is the last day for Michael with us today. We'll miss him.
This is the last day for Michael with us today. He will be missed.

同じことを言っていますが、
最初の方は、私たちが(彼がいなくなって)寂しくなるよ、って言ってます。
後の方は、(誰がとかどうでもよくて)彼がいなくなるってことが、寂しい、って言ってます。

これも、この違いがどうでもよければ知る必要のない知識ですが、このニュアンスの差が大事だと思うのであれば、受動態のニュアンス、能動態のニュアンスを身につけておく必要がありますから、この練習は役に立ちます。

===

コミュニカティブにことばを習得していくネイティブスピーカーなどであれば、こんな文法の知識がなくても長い時間をかけて自然に覚えていくことだと思いますが、母語が確立した上で外国語または第二言語として習得するのであれば、文法の知識を使って合理的に理解する方が近道だと思います。
試験は、そう言う知識が備わっていることを示すためのものですから、無駄ではないと思います。

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