回答
英検3級レベルのライティングは、あまり高度で複雑なことを表現することは求められていません。中学で習う程度の英語の文法と語彙の知識を使って、きっちりと英語で表現する文を作ることができているかを確かめています。
また、自己採点は、自分で自分の習熟度を確かめるということの他に、自己採点自体が勉強になる、という利点もあります。
まず、自分で作った作文の一つずつの文について、自分として確かに正しい文法でと自信が持てる文が作れているか、確かめます。少しでも自信がないところがあれば、誰かに聞いたり調べたり確認したりして、自信が持てるところまで直します。
また、使っている単語について、正しい意味で使えているか、自信が持てるかを同じようにチェックします。
それから、文全体を読んでみて、問われていることについてちゃんと答えになっているか、関係ないことを言っていないか、など、内容をチェックします。
特に、問いによっては、あなたの考えと、なぜそう考えるかの理由を書いてください、という設問もあると思いますので、その問いに沿ってちゃんと自分の考えとその理由が書けているかを確認します。
答えの作文の中で、相手が知らないかもしれない単語(例えば日本語の単語など)を使う場合、そのことばについてちゃんと説明できているかも確かめます。
書く、ということは、必ずそれを読む人がいる、ということですので、自分が書いた英文について、読む人の立場で読んでみて、通じるかな?と思いながら確認するということが、自己採点の基本です。そこに文法や語彙、また述べていることの順番などの確認が入ってくるわけです。
3級では、知っている文法や単語を使って、シンプルで正しい英文を作ることが求められますので、難しいことを言ったり複雑な文を作る必要はありません。正しい文法、正しいことばの使い方で、シンプルな英文を作る練習をするためには、そのように書かれたテキストや例文などをたくさん読んで、身につけるとよいと思います。
日本語は目で読む言語ですが、英語は音の言語ですので、英文を読むときは、慣れるまでは小声でもいいので声に出して抑揚をつけて読むようにすれば、文の構成などが身につきます。例文やテキストに音声がついているようなものがあれば、とても良い教材になると思います。また、自分で書く英文についても、必ず小声でも良いので声に出して読んでみる習慣をつけると良いと思います。(慣れると声に出さなくても頭の中で音が出てくるようになります。)