英語の美しさに気がついた瞬間を教えてください。
私は英語の美しさを感じることができずに悩んでいます。
私はいまだに、これはすごい！あこがれる！こうなりたい！という衝動を与えてくれるような英語に出会えていません。(面白い洋画や小説に出逢えていないという意味とはちょっと違います)
学生時代の話ですが、私は太宰治の駆け込み訴えを読み、まさに稲妻が落ちたような衝撃受けました。
それまで、ハリーポッターや青い鳥文庫を愛読していた私にとっては、ストーリーはともかく、なにより彼が使う日本語の美しさにびっくりしたんです。
私は彼の作品を何度も音読し、写本し、一日中彼の文章の美しさに耽溺しました。この経験が日本語への愛着を大きく形成したと思っています。
古典的名文とされ、日本語訳を読んで美しいと感じたシェイクスピアやオスカーワイルドの原文にも当たってみたのですが、英文の意味がわかるな、というだけでなぜか無味乾燥に思えてしまうんです。
そこでいかの2点お聞きしたいです。
•皆さんが美しいと感じる英語作品（小説、英語、劇etc)は何か。
•英語の美しさを感じられるまでの過程、
あるいは気がついた瞬間の体験談
よろしくお願いします。
回答
こんにちは。質問をお見かけし回答させて頂きました。
英語は、アルファベットという音を表す記号で構成されているため、音と文字が密接に関係しているところがとても美しい言語だと思います。
子音母音はそれぞれ一つ一つが美しく、深い響きを持っていて、それらが文章になって、単語、半角空白、アポストロフィで構成される。…これが最高です！
私は高速道路の地名の看板を見ていたとき、
日本語のつ、はローマ字でtsu、
す、はローマ字でsuですよね。
tで止めてからす、と発音すればつになるという、音声的な示しかたに気がついた時が美しいと感じた瞬間でした。
文字が発音記号なのが、日本語との大きな違いだと思います。
私たちは日本語のっ、ー(伸ばす)の二つが、無意識にあるので英語の発音記号の単純さを素で聞いたとき感じにくいですが、
例えばAt、ae(発音記号)とt、の音2つだけで構成されていることが重要で母音一つ、子音一つなんです。日本語話者的にアットのッがアに係りaeをアッまでだと認識しがちですし、
辞書にのっている発音記号はッや伸ばし棒の代わりに;みたいな記号が沢山あって、反射的に音を日本語基準で伸ばしたり切ったりしてしまいます。
国際発音記号(IPA発音記号)に変換してくれるtoPhoneticsというサイトが個人的におすすめです！
そちらでも、初めは:などの伸ばす記号は無視すると、ーと伸ばすのではなく、音一つを伸び伸び発音すれば良いんだ！と感じられると思います。
私も英語を学習している最中の者で、質問者様のお役に立てたかは判りませんが、日本語は言葉の意味を重視した音が重なる美しさ、英語はアルファベットという音文字の並びの繋がりが意味を持つという美しさがあると思います。