Applicants should come to my office. の訳が、予想の斜め上(略)
Applicants should come to my office at 9:00 a.m. on Monday.
この英文の日本語訳を考えてから、下の回答を見てみてください。
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応募者は月曜日の午前9時に私の研究室に来てもらうことになっています。
https://gogakuru.com/english/phrase/107939
should come は「来なければならない」か「来るべきだ」かな?と思っていたら、
模範訳文は「来てもらうことになっています。」
え?「もらう」?「ことになっている」?
ひととおり should の意味を調べてみましたが、該当しそうな解説を見つけることができませんでした。
なぜ、 should come が「来てもらうことになっています。」と訳されるのでしょうか?
should の
提案・義務(~するべきだ)
提案・助言(〜したほうがいい)
のような、用法の補足説明があると助かります。
回答
日本語への訳し方は、厳密には決まっていません。日本の学校では「これはこのように訳す」と、まるで決まっているように教えられるのでしょうが、それは覚えやすくするとか、試験に対応できるようにするなどの目的があるからです。
実社会では、そんなことはありません。必ずその状況や文脈(context)に合った言葉を選びます。
これを和訳した人は、そのコンテキストから、「来てもらうことになっています」という日本語が適切だと考えたのでしょう。他の訳し方もあります。つまり、正解が一つあるのではなくて、幾つかの表現の中から、コンテキストに合っていて、出来るだけ自然なものを選ぶのが、プロの翻訳作業です。
他の翻訳例:
1) 応募者は月曜日の午前9時に私の研究室に来てください。
2) 応募者は月曜日の午前9時に私の研究室に来ること。
これは日本語を英語に訳すときも同じです。必ずコンテキストに合った英語の表現を考えることが大切です。そういう能力は、日本人は日本語で当たり前のように持っています。しかし英語になると、試験のために勉強しているせいか、いつも決まった英語表現ばかりを使う人が多いです。