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Modelhorner
2021-02-14 09:15

complainに続く前置詞

彼は~に対してcomplainした
以下の例文()内はforとagainstどちらが適切でしょうか。
He complained (for/against) the appliance maker for the defect of the refrigerator.

回答

2021-02-14 15:46:15

for と against の二択でしたら against の方が適切です。

以下 complain の後につく前置詞をまとめてみます。


complain about ○○
「○○について文句を言う」

complain about の後には、文句の対象が続きます。例えば She complained about the noise. は「彼女は騒音について文句を言った。」という意味です。文句の具体的な内容 (「騒音が大きすぎる」) ではなく、文句の対象だけが続くのが一般的です。


complain against ○○
「○○という人や組織について (通常第三者に) 文句を言う」

complain against の頻度は比較的低いですが、文句の対象が人や組織である場合には使われることがあります。例えば They complained against that company. なら「彼らはあの会社について文句を言った。」という意味です。complain against は、第三者、特に公的な機関などに文句を言う場合に使われることが多く、文句の内容もただの「〇〇が嫌だ」より深刻なことが多いです。


complain of ○○
「○○と文句を言う」

complain of の後には、文句の具体的な内容が名詞的な形で続きます。例えば He complained of harassment. は「彼はハラスメントがあったと苦情を言った。」という意味です。ハラスメントを受けたというのは、苦情の対象ではなく苦情の内容そのものなので about ではなく of を使うのが厳密には正しいです。ただ He complained about harassment. でも通じます。
また、complain of は She complained of a headache.「彼女は頭痛を訴えた。」のように「痛みなどを訴える」という意味でも使われます。


complain that 〜
「〜が〜だと文句を言う」

complain that の後には、文句の具体的な内容が続きます。complain of の後は名詞的なのに対し、complain that の後には主述関係が続く点に違いがあります。Students complained that the test was too hard.「生徒たちは試験が難しすぎたと不平を言った。」


complain to ○○
「○○に文句をいう」

complain to の後には誰に文句を言うのかが続きます。例えば I complained to the manager. なら「私は店長に苦情を言いました。」の意味になります。complain to の後に続くのはあくまでも文句を言う対象であり、文句自体の対象ではないことも多い点に注意が必要です。


ご参考になれば幸いです。ご質問がございましたら、元の質問にご自身で回答する形でどうぞ。

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