to不定詞の名詞的活用法
Toeicの勉強をしていて、下記の問題に遭遇しました。この問いに関して解説が書かれているのですが、その解説が納得いきません。
問)The renowned architect Stuart Silk -------- to design nine custom homes near Shanghai with no restrictions on style or budget.
選択肢
a)was commissioning
b)be commissioning
c)will have commissioned
d)has been commissioned
訳)有名な建築家Stuart Silkは、様式や予算の制約なしに、上海近郊に特注の住宅を9軒設計することを委託された。
正解はdで、後ろに目的語がなく、不定詞が続いているからとのことでした。
ただ、不定詞は名詞的用法によって、目的語を作れると思うので、この解説にあまりしっくりきません。解説をお願い致します。文意で考えてって解説ならわかるのですが、、、できれば文法的な切り口で解説をお願いします。(To 不定詞の名詞的活用法は決まった動詞の目的語にしかなれないなど)
回答
その解説は、着眼点が良くないと思います。そもそもこの問題は、commission (名詞でも動詞でもある単語) の動詞の使い方を知っているかどうかを試す問題です。
The emperor commissioned Mozart to compose a requiem.
Mozart was commissioned to compose a requiem for the emperor.
architect, commission, design という3つの単語を、この順番で並べて文を作るのなら、The architect is commissioned to design.... というような、受動態しか考えられません。よって、答えは (d) しかありません。
不定詞の観点から文法的な解説も可能なのかもしれませんが、私はそれはまるで、バスケットボールのシュートの仕方を説明するのに、足の指をどう動かすか説明しているように感じます。まったく無関係ではないかもしれませんが、もっと大事な動きがあるということです。