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英語勉強中さん
2020-02-28 15:16

Starting with only ten member,the club has no fewer than 500.
前半の句は分子構文で動作の連続を表しているのでしょうか

回答

2020-02-28 15:16:54

こんにちは。

分詞構文ですが、英語は書き言葉にする時に、文(=主語と動詞の組み合わせ)の中に節(文の中にまたある主語と動詞の組み合わせ)があったり、接続詞なんかで文をだらだらとつなげるのは、かっこ悪い、とされています。そんなことせずに、主文がキリッと目立つように、他の節とかは可能な限り言葉を省略して主語と動詞の組み合わせを崩して句にしたりしなさい、っていう作法のようなものがあります。その為に大活躍するのが、分詞構文です。

分詞構文は、省略された主語と動詞の組み合わせを復活させると、ちょっとくどくなりますが、節に戻ってわかりやすくなります。

Starting with only ten member,the club has no fewer than 500.
→ Although the club started with only 10 members, the club now has no fewer than 500 (members).

この節は、文法書などを見ると、譲歩を表す節だ、というふうになってると思います。
譲歩ってなんかわかりにくいですけど、つまり「〜なのに」「〜だとしても」「〜にもかかわらず」みたいな意味です。

Even though I didn't really like raw fish, I forced myself to enjoy it in front of the cook.
→ Not really liking raw fish, I forced myself to enjoy it in front of the cook.

分詞構文が作れるのは、省略される節が、主文と同じ主語を持っていることが条件になります。

分詞構文には他にも多くの用法があります。練習するには、それぞれの用法に載っている例文で、分詞構文にされた文と、その前の節がまだ残っている文とを、交互に読みながら、その意味を覚えていくのがいいと思います。

また、分詞構文は、文をキリッとさせるための作法なので、書き言葉とか、フォーマルなスピーチなんかでは好んで使われますが、話し言葉にはあまり向きません。会話などは、音声で言葉を一つひとつ出した先から言葉が消えていくので、省略されてると、わかりにくくなってしまいます。おしゃべりしてる時などは、多少くどくなっても、省略せずに話した方がいいということもあります。

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