日本の大学で学ぶ英語について
リスニングに限ったことではないのですが、大学ではどのように英語を学習するのでしょうか?
単語については、大学レベルとか、英検1級以上とか、そのような分類もされているので、より多くの、専門的な単語が出てくることは分かるのですが、それを学習する方法として高校の授業と大きく異なる点はありますか?
文法については、勘ですが、新たに覚えなければならないような新しい文法はあまりなさそうな気がします。
教養課程とそれ以降、学部などでも違ってくると思いますが、例えば、何かテーマを出されて論文のようなものを英文で書きそれを発表するとか、何かの議題があって、それについて英語で討論するとか、そのような方法で語彙を増やしたり、文法を習得していったり、表現力をつけたり、そのような積み重ねになるのでしょうか?
回答
理系のいくつかの研究室を経験した経験からお話します。
大学4年時に配属される研究室で、論文紹介があります。紹介する当番が回ってきたら、準備をしなければなりません。原著論文(英語)とその周辺の知識を叩き込みます。引用文献を読み、さらにはその引用文献を読むこともあります。
単語は難しく感じますが、文法は簡単だと思います。理解できない表現に出くわすこともありますが、辞書で対応できないことも多いです。その場合、引用文献、さらなる引用文献・・・と続きます。
日本語に翻訳する作業は必要ありません。論文の内容を理解し、人前でプレゼンできる能力(日本語ですが)が問われます。
参考
Induction of pluripotent stem cells from mouse embryonic and adult fibroblast cultures by defined factors.
私は当時「defined factors」がよくわからなかったですね。それ以外は大丈夫でした。タイトルをきれいな日本語に訳したところで、その日本語のタイトルの意味がわからないので、結局は、論文を一通り読まないといけません。高校までの英語の勉強の感覚は薄いと思います。