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綺音
2020-05-06 21:14

未来の要素

ケンタだけでなくイチローも、ここに来るかもしれません。
⇒Not only Kenta but also Ichiro may come here.

なぜ、この日本文を英文に訳したとき、未来の要素はないのですか?

回答

2020-05-06 21:14:04

 あなたのおっしゃる「未来の要素」とは、will のことでしょうか。
 それでしたら、あなたの will に対する認識は正しくありません。
 そもそも、will は助動詞のひとつですから、あくまでも「推量」を表します(意志ということです)。つまり、will の文章では、「こうしようとは思っているけど、実際できるかどうかはわからない。でもきっとやるよ。」といったニュアンスが含まれているわけです。be going to ~ も多少は違いますが「推量」という点では will と同じです。
 なぜなら、未来において「絶対」はないからです。「絶対にプロサッカー選手になってやる!」といっても、実際には「なりたい」と思っているだけで「絶対」なれるとはかぎらないのです。あくまで、推量・意志なのです。
 長くなりましたが、これが助動詞 will の本質です。結局は、「どのくらいの確率でそれがおこるか?」ということが重要なのです。それぞれの助動詞を見ることで「どれくらいの確信度で話し手は話しているのかな?」ということがわかるのです。
 【助動詞の確信度一覧表】
低い:could
   might
   may
   can
 ↕ should
   ought to
   would
   will
高い:must

(参照)https://eigobu.jp/magazine/may-might-can-could

 そこで、「ケンタだけでなくイチローも、…」の文でも、どれくらいの確信具合で話し手は話しているのか、というところで助動詞を使い分けることができます。そうしてみた時に、「~かもしれません」と言っていますよね。これは、話し手はそこまで確信していないということを表していますよね。そこで、英語訳するときに、あまり確信度の高くない may が使われたということです。

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