回答
あなたのおっしゃる「未来の要素」とは、will のことでしょうか。
それでしたら、あなたの will に対する認識は正しくありません。
そもそも、will は助動詞のひとつですから、あくまでも「推量」を表します(意志ということです)。つまり、will の文章では、「こうしようとは思っているけど、実際できるかどうかはわからない。でもきっとやるよ。」といったニュアンスが含まれているわけです。be going to ~ も多少は違いますが「推量」という点では will と同じです。
なぜなら、未来において「絶対」はないからです。「絶対にプロサッカー選手になってやる!」といっても、実際には「なりたい」と思っているだけで「絶対」なれるとはかぎらないのです。あくまで、推量・意志なのです。
長くなりましたが、これが助動詞 will の本質です。結局は、「どのくらいの確率でそれがおこるか?」ということが重要なのです。それぞれの助動詞を見ることで「どれくらいの確信度で話し手は話しているのかな?」ということがわかるのです。
【助動詞の確信度一覧表】
低い:could
might
may
can
↕ should
ought to
would
will
高い:must
(参照)https://eigobu.jp/magazine/may-might-can-could
そこで、「ケンタだけでなくイチローも、…」の文でも、どれくらいの確信具合で話し手は話しているのか、というところで助動詞を使い分けることができます。そうしてみた時に、「~かもしれません」と言っていますよね。これは、話し手はそこまで確信していないということを表していますよね。そこで、英語訳するときに、あまり確信度の高くない may が使われたということです。