It is appreciated that ~ may be動詞+過去分詞 の意味は?
(英語ネイティブではない)海外の人と英語でメールのやりとりをすることがあります。
ある日、次のようなメールが来ました。
It is appreciated that CPU may be advised.
これがもし、たとえばif文を伴う次のような文でしたら、
It is appreciated if you could advise us of CPU.
「CPUについて教えていただければ幸いです」
という意味になるのかなと思ったのですが、
It is appreciated thatのあとに、may be動詞+過去分詞が来る文を
どのように日本語に訳出すればよいのか、
とくにこのmayの訳出の仕方がよくわかりません。
(1) It is appreciated that CPU may be advised.の和訳は何になるのか
(2) そもそも「It is appreciated that ~ may be動詞+過去分詞」は正しい文なのか(英語ネイティブでもこのように書く場合があるのか)
上記2点をご存知のかたがいらしたら、教えていただけますでしょうか。
回答
英語の表現で、文章を受身形(受動態)を使って、直接的な表現を避けて間接的にすることで、その表現が丁寧なニュアンスになる、ということがあります。
It is appreciated that CPU may be advised.
という文章は、そのとても良い例です。
・appreciate を受け身で使っているので、直接私が「それをしてもらったらうれしいです」ではなく、「これをしていただければ幸いです」というニュアンスが出せる。
・that 以下の節も受け身になっているので、「あなたがそれをやってくれ」ではなく「それをしていただく」というニュアンスが出せる。
・同じく that 以下の節には may という助動詞が使われていて、「ぜったいやってくれ」ではなく「していただければ...」というニュアンスが出せる。
「It is appreciated that ~ may be動詞+過去分詞」という構文というわけではありませんが、こういったちょっと回りくどい距離をおいた文がビジネスなど知らない人同士の間で使われることがよくあります。ただし、あまりこれをやりすぎると、いんぎんな感じになってかえって文の本意が伝わりにくくなったりするので、注意が必要です。
Please advise CPU.
→ We (I) would appreciate it if you may advise CPU.
→ We (I) would appreciate it if CPU may be advised.
→ It is appreciated that CPU may be advised.
= CPU にご通告いただけましたら幸いです。