回答
構造上、itが主語です。しかし、意味の上ではやはり「上手く行こうが行くまいが、何も変わらない。」くらいの訳になることからも明快である通り、「真主語」はif節だと捉えることができます。有名な、it is to do 構文で、よく真主語と形式主語の説明がなされますが、あれと同じです。it is to do 構文は、「意味的にはto do以降が実質的な主語にいつもなるから、いつもそういう風に解釈するという文法を決めよう」という風になって、日本の英語教育において重要な構文として中学生の頃から何度も何度も教えられるのだと思います。構文の全てがそうですね。常にその読み方ができるから、次第に構文として認められていくのです。一方で今回の it if の形は、私の知る限りでは ー as far as I know ー、構文にまで醸造されていないと思います。なので、そういう構文が存在するかと聞かれたら、「存在しません」と答えるしかないのです。しかし、これも私の観測範囲ではありますが、it if はかなり高い頻度で、if節が主語だと見なすことができます。論拠として、有名なハリーポッター作品の第1巻『ハリーポッターと賢者の石』より、抜粋で一文紹介させていただきます。
They didn't think they could bear it if anyone found out about the Potters.
明らかに、They(ダーズリー一家のことです笑)がbear出来なかった(耐えられなかった)のは、if節の内容、すなわち、ポッター一家のことが誰かに知られることですね。
上述しましたが、やはり私の個人的な意見としては、it if の形(いや、私は敢えてit if 構文と呼びましょう。)は、構文として認められても良い程度に、定型的な表現だと考えています。更に言うと、さまざまな文法書を隈なく探せば、it if 構文を、構文として載せているものもあるんじゃないかとすら思っています。私はそこのところはあまりよく調べていないので、興味があれば是非調べてみてください。ただ、反論として、it ifの形はいつもif節を真主語として理解できるかと言われると、勿論itが何らかの具体的な名詞を受けて単純に代名詞、ひいては主語の役割を担っている(if節が真主語にならない)可能性も十分にありますから、そこが構文化していない(or教師である自分ですら(私はまだまだ未熟者ではありますが)知らないほどにマイナーな構文である)理由ではないかなと思います。
構造上、itが主語です。しかし、意味の上ではやはり「上手く行こうが行くまいが、何も変わらない。」くらいの訳になることからも明快である通り、「真主語」はif節だと捉えることができます。有名な、it is to do 構文で、よく真主語と形式主語の説明がなされますが、あれと同じです。it is to do 構文は、「意味的にはto do以降が実質的な主語にいつもなるから、いつもそういう風に解釈するという文法を決めよう」という風になって、日本の英語教育において重要な構文として中学生の頃から何度も何度も教えられるのだと思います。構文の全てがそうですね。常にその読み方ができるから、次第に構文として認められていくのです。一方で今回の it if の形は、私の知る限りでは ー as far as I know ー、構文にまで醸造されていないと思います。なので、そういう構文が存在するかと聞かれたら、「存在しません」と答えるしかないのです。しかし、これも私の観測範囲ではありますが、it if はかなり高い頻度で、if節が主語だと見なすことができます。論拠として、有名なハリーポッター作品の第1巻『ハリーポッターと賢者の石』より、抜粋で一文紹介させていただきます。
They didn't think they could bear it if anyone found out about the Potters.
明らかに、They(ダーズリー一家のことです笑)がbear出来なかった(耐えられない)のは、if節の内容、すなわち、ポッター一家のことが誰かに知られることですね。
上述しましたが、やはり私の個人的な意見としては、it if の形(いや、私は敢えてit if 構文と呼びましょう。)は、構文として認められても良い程度に、定型的な表現だと考えています。更に言うと、さまざまな文法書を隈なく探せば、it if 構文を、構文として載せているものもあるんじゃないかととすら思っています。私はそこのところはあまりよく調べていないので、興味があれば是非調べてみてください。ただ、反論として、it ifの形はいつもif節を真主語として理解できるかと言われると、勿論itが何らかの具体的な名詞を受けて単純に代名詞、ひいては主語の役割を担っている(if節が真主語にならない)可能性も十分にありますから、そこが構文化していない(or教師である自分ですら(私はまだまだ未熟者ではありますが)知らないほどにマイナーな構文である)理由ではないかなと思います。
いいえ。
この文の主語は it であり、if 節ではありません。そもそも、if 節で名詞がつくれるでしょうか。主語には名詞しか来れないのですから(不定詞・動名詞の名詞的用法などもその一つ)、if 節が it を形式主語にとって真主語(事実上の主語ともいいます。真実主語とはいいません)になることはまずありえません。
もう一度言いますが、この文の主語は it ですが、この it が何を示すのかはこの文だけではわかりません。単に今まで出てきたものを指して「それ」という感じで使っているのでしょう。僕の考える訳は:
「私たちがそれを作ったところで、何も変わらない」
です。いかがですか。