SVOO文型を受け身の文に変換した場合のルールについて。
ある書籍の中に、"The man tells me the story."を受け身の文に変えると"The story is told to me by the man."になると説明があり、その中にmeの前に前置詞toが必要であるとの補足がありました。
理由は、「SVOO文型をSVO文型に書き換えた場合、人の前にtoやforが必要になるのと同じで、受け身の文もそのようにする」とありました。
このルール自体は覚えてしまえば簡単なのですが、もし「このストーリはその男によって伝えられた」を英語で書きなさいと質問されたら、たぶん"The story is told me by the man"とtoを入れずに答えてしまうなぁと思いました。
なぜならこの問題を見た自分は「SVOOから変換して人の前にtoがいるなぁ」とは考えず、受け身の文をつくることだけを考えてしまうからです。
この書籍のような覚え方はせず、SVOO以外の場合は人にtellする場合は"tell to 人"と覚えた方がよい気がしているのですがいかがでしょうか?
回答
S V O (人に) O (ものごとを) といういわゆる第4文型は、
S V O (ものごとを) to O(人に) という第3文型の「人に」を強調した言い方です。
つまり、O (人に) を目的語として使うことは、あくまで O (ものごとを) という目的語があることに依存していますので、
O (人に) を O (ものごとを) への依存なしに目的語として使うことはできません。
動詞の後に O (人に) が目的語として来る場合は、必ずその後に O (ものごとを) が期待され、それがないと「あれ?〜を、がない?」という感じになる、と習っておけば混乱はないと思います。
S V O (ものごとを) O (人に) という語順で文章を作ることはできないのも、同じ理由です。