回答
so ということばも、quite ということばも、どちらも副詞として働きます。
この文章の場合であれば、low という形容詞に程度の表現を添える役割をします。
so も quite もどちらも low という形容詞につける副詞なので、
so low か、quite low か、ということになり、×quite so low というと、quite という程度の表現を添える副詞が同じく程度の表現を添える so にかかってしまって、おかしなことになってしまいます。
この問題の文章では、既に so low というふうに、so という副詞が入っているので、そこに重ねて quite を入れるとおかしくなる、ということです。
*ただし、英国などでは、否定形の文で not quite so なになに、という言い方をすることがあります。
These expenses were quite so low...と言えないのと同じ理由で、程度を表す副詞 very もここには入れられないので、×very so low ということも言えません。
*quite so ですが、so という副詞は、程度のほかに「そのように」という様態を表す副詞としても使うことができます。この場合は、程度を表す quite とは重ならないので、「まったくおっしゃる通り」という意味で、quite so ということができます。
同じ理由で、「そのように」という意味での so については、同じく「まったくおっしゃる通り」という意味で、very much so などと言うこともできます。
A: It is hard to believe those politicians have completely ignored this problem.
B: Quite so. (hard to believe だということに同調している。)
A: Did you like the food at the restaurant?
B: Oh yes, very much so.