回答
2021-12-28 01:38:58
Kevin@MusicoLingo
この winning allies は、味方を獲得する (味方をつくる) ことです。この場合の win は他動詞です。
まず直訳です。
「数値化は、中立的で客観的な言語、つまり恣意性を最小化し、それ故に疑惑を克服し、味方を獲得するための基礎として、提起されるのである。」
こういう情報量が多い文の場合、英語だと動詞 (is raised up) が主語のすぐ後に来るので分かりやすいのですが、日本語では動詞 (提起されるのである) が文の最後に来るため、何を言いたいのか最後まで分かりません。なので、私が和訳するなら、二文に分けます。
「数値化は、中立的で客観的な言語として提起される。それは恣意性を最小化し、それ故に疑惑を克服し、味方を獲得するための基礎となる言語だ。」
同様なことが疑問文、否定文についても言えます。情報量の多くて長い文を和訳する際、直訳だと、長々と日本語に訳して、やっと最後に「〜だろうか」とか「〜ではない」が現れます。
このようなときは、文を二つや三つに分けて、最初の文で、疑問であること、もしくは否定であることを早く示す方が、読み手に優しいです。また、その方が、筆者の思考の流れに近づきます。
あくまで私個人の翻訳スタイルですが、参考になれば幸いです。