仮定法のニュアンスについて。
ネイティブ同士の好きな旅行先についての会話の動画で、動画を見てる視聴者に向けても語りかけた部分を起文字に起こした中で、
...if you were ever thinking to go to some tropical island like that
I'd never been to a better place.
訳は、もしあなたがトロピカルアイランド行きたいなら、これ以上の場所はないな。
というものがありました。
質問は、これを仮定法じゃなくて、"if you are ..... I've never .という文ではどうニュアンスが違うのでしょうか?
回答
...if you were ever thinking to go to some tropical island like that
I'd never been to a better place.
仮定法のままであれば、現実のものとなる可能性が低いです。しかし、話し手が「お前は南国の島なんかへ旅行しないだろう」と思っているわけではありません。そうではなくて、「南国の島へ旅することはないかもしれませんが、もし行こうとお考えであれば...」という思いを込めた、丁寧な言い方です。
...if you are ever thinking to go to some tropical island like that
I've never been to a better place.
仮定法を使わないで上のように言うのであれば、現実味が高いです。どこかに旅行しようと具体的にあれこれ考えている相手に対して、「南国の島なら、ここがいいよ」と提案するような言い方です。
日本のテレビを観ていてときどき思うのですが、日本人には、英語なら何でもカジュアルに聞こえてしまうのでしょうか。話し手がせっかく丁寧な英語で話しているのに、日本語の訳がすごくカジュアルだったり、強い語調になっていることが、よくあります。特に日本語の吹き替えです。「...だぜ」とか。