使役動詞「have」について
使役動詞について質問です。
使役動詞の中でも【have】のもつ意味について若干混乱しているので教えて頂きたいのですが、
WEBサイト、YouTubeにて使役動詞の【have】には「してもらって当然」といったニュアンスが含まれているとのことでした。
その一方で、別の動画では「自分が出来ないことを相手にしてもらう」や「義務や仕事として~させる」と言ったニュアンスが含まれると言ってるものもありました。
前者と後者では、ニュアンスがあまりにも違うような気がするのですが、どちらが近いニュアンスなのか、それとも日常会話ではどちらのニュアンスでもhaveを使うのでしょうか?
その他の【Let.make.get】に関してはどのWEBサイト、YouTube動画も同じ感じでした。
お知恵をお貸し頂けますと幸いです。
よろしくお願いします。
回答
「してもらって当然」
「自分が出来ないことを相手にしてもらう」
「義務や仕事として~させる」
これらの説明は、いずれも概ね正しいです。しかし「してもらって当然」というのは、日本語としてちょっと極端な気がします。これは、「してくれるという確信がある」というふうに解釈してください。
以下、例文で説明します。
I had my little sister pick up the groceries.
私は妹に食料品を買いに行ってもらいました。妹であれば、してくれるという確信があったのです。また私は病気で外出できないから、妹に行ってもらいました。家族ですから、互いに助け合う義務感があります。
Can you have your colleague email me the details?
あなたの同僚に詳細情報を私宛にメールで送ってもらえませんか。あなたの同僚ですから、きっと送ってくれるという確信があります。あなたはその詳細情報を持っていないのですから、仕方がありません。同じ職場で働いているのですから、仕事を助け合うのは当然でしょう。
She had her friend explain the concept to her.
彼女はそのアイディアを友人に説明してもらいました。友人ですから、説明してくれるという確信がありました。彼女一人では理解できなかったのです。友人ですから、知らんぷりはしないでしょう。
Let’s have our engineers handle the technical aspects.
技術的なことはエンジニアに対処してもらいましょう。エンジニアなら、やってくれるという確信があります。私たちでは対応できません。それはエンジニアの仕事です。
I have the team update their progress regularly.
私は定期的に進捗をチーム(実務担当者のグループ)に報告させています。そのチームなら、報告してくれる確信があります。私はマネージャーですから、実務には携わっていません。それは担当者チームの仕事です。