受動態2
He painted my house white.
これを受動態にするときは、
My house was painted white by him.になる。
He painted my house white.これは、SVOCの第5文型になっているため、my houseがO、whiteがCである。
Oのmy houseが前に出て来てくると、be動詞+V+C+by+Sになる。Vの後にCが来るが、SVOOとは違って誤解は生まれない。(受動態であることからも、元の目的語はbe動詞の前に出ていて、CがVのあとに来ているということが明確であるから)
SVOOを受動態にする時のように前置詞を入れる必要はない。
SVO(人)O(物)だと、
(1)疑問詞がwhatの場合
前に出ているwhatもOであり、SVの後に来るのもOのため、誤解となる可能性がある。
(2)疑問詞がwhoの場合
前に出ているwhoもOであり、SVの後に来るのもwhoのため、誤解となる可能性がある。
回答
蘭霧さんこんにちは。
He painted my house white. を受動態にすると
My house was painted white by him. になることについて、
"was painted white" に誤解が生まれない理由が、元の目的語はbe動詞の前に出ていて、CがVのあとに来ているということが明確であるから、という理解は妥当だと思います。
第5文型を受け身にする時には、直接目的語を主語にするしかありません(補語は元の文で主語の補語になっているので、役割的に受け身にして主語にはなれません)。そして、第5文型の直接目的語を主語にして受け身にすると、第2文型になる、と考えると、わかりやすいかもしれません。
< He > < painted > < my house > < white >.
< My house > < WAS painted > < white > < BY him >.
おっしゃる通り、補語は受け身にしても補語のままですので、前置詞を添えたりせずそのまま文に残しておけばよい、ということになります。
また、第4文型 SVO(人)O(物)の場合、
(1)疑問詞がwhatの場合(つまり直接目的語を尋ねる疑問文を作る時)
前に出ているwhatもOであり、SVの後に来るのもOのため、残されるOが直接目的語と誤解される可能性がある、ということと、直接目的語であるO(物)を疑問詞として前に出すために、間接目的語であるO(人)が直接目的語との関連を切られて残ってしまうので、間接目的語に前置詞を添えて第3文型にする必要がある、ということだと思います。
(2)疑問詞がwhoの場合(つまり間接目的語を尋ねる疑問文を作る時)
前に出ているwhoもOであり、SVの後に来るのもwhoのため、誤解となる可能性がある、というよりは、それが間接目的語であることをはっきりさせるために、第3文型にして前置詞のtoを補う必要がある、ということだと思います。