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Seiji
2020-06-02 16:52

「take a bath」の"a"の意味は?

こんばんわ
take a bathの"a"の意味について。
ネットで下記解説を見つけて、この"a"の意味が当てはまると思いましたが、
私の理解が正しいのか教えてください。

不定冠詞の一般用法
可算名詞の単数形の前に付き、それが単数形であることを示す時に用いる。
この“a”はあまり意味を持たない。

私の理解であっているのか?
それとも他の意味を持ちますか?

お詳しい方、どうぞご指導ください。
よろしくお願いいたします。

回答

2021-06-08 17:09:59

catch a coldの"a"もそうですが、始まりから終わりがあるもの(=期間が定義できるもの)は英語圏で加算扱いになると、自分は教わりましたね。
すわんさんの回答が素晴らしいので、あくまで補足程度ですが、理解の手助けになれば幸いです。

2021-04-29 05:59:20

こんちわっ!

不定冠詞であるコトは、間違いないと、思われますが・・・。

Take a bath! で、風呂入れっ! って意味ではないですか??
その意味では、私なんかは、Take the bath! 定冠詞?? を、つかっても、同じ意味だと、思われますが・・・。

例えば! お塩取ってを! 英語にすると、
Pass me a salt! とか、Pass me the salt! となると、思われますが・・・。
この時、Pass me a salt! と言われた相手は、お塩の、ビン等を、1個! 渡してくれると、思われます。aなので、1個です。2個も、3個も渡す人は、いないと、思われますが・・・。
会話している当人同士が、理解している、既知のモノであれば、theでも、同じ意味であると、思われます。

^^



2020-06-02 16:52:58

こんにちは。

英国人です。

「take a bath」の「bath」はお風呂その物を示していません。
この場合の「bath」は動詞「bathe」の名詞化したものです。
「take a bath」とは、一回お風呂に入るということです。
つまり、この「a」は一回って意味です。

「Have/Take a {名詞化動詞}」はよくある形です。
このパターンの名詞化は殆どの場合綴りが変わらないが、「bathe」は「bath」になります。お風呂その物の「bath」と同じ綴りになるのは偶然で、形がある物が存在しなくても使えるパターンです。

例:
Take a look ⇒ 一回見てみる(名詞化するが、綴りが変わらない)
Take a nap ⇒ 一回昼寝する(名詞化するが、綴りが変わらない)
Take a walk ⇒ 一回散歩してくる(名詞化するが、綴りが変わらない)
Take a shot ⇒ 一回打ってみる(名詞化:shoot→shot)
Have a think ⇒ 一回考えてみる(名詞化するが、綴りが変わらない)
Have a guess ⇒ 一回解き当ててみる(名詞化するが、綴りが変わらない)
Have a lie-down ⇒ 一回横になる(名詞化:lie down→lie-down)

殆ど「一回」の場合に使われるパターンですが、この「a」は「一回」の意味ですので、複数回の場合は「a」の替わりに数を言って複数にすればOKです。

例:
I am taking two walks every day, as the doctor instructed.
⇒ 先生に言われた通り、毎日2回散歩している。
He took three guesses and gave up.
⇒ 彼は3回当てようとして、諦めた。

残念ながら、どの動詞でも使えるわけではないです。
どこでも聞くものもあれば、地方に限る場合もあります。
英と米の違いを大まかに言って、英国のほうが大体「Take」ではなくて「Have」を使って、このパターンで使える動詞が多くて、使用頻度が高いです。

尚、この「a」の意味は「一回」ですが、その情報が大事だからその言い方を選んだわけでもないです。殆どの場合はただの言い回しです。わざわざ「一回」お風呂に入るといった日本語と違うニュアンスですね。

英日翻訳の場合は、その「一回」という情報が必要かどうか判断して落とすケースが多いです。

日英翻訳の場合は、記載されるところの形式や地方の習慣によってこのパターンを選ぶか判断します。

言葉によって、ほぼ毎回このパターンになる場合(Take/Have a bath等)と地方によって使用頻度が圧倒的に違う場合(Have a think等)があります。後者の場合は、イギリス人の真似をしていない限りこのパターンを使わないほうが好いです。英国にいても「think」をそのまま使うと不自然だとかという問題は全くありません。

ご参考になれば幸いです。

2020-02-27 18:18:39
かにあるき

すんごいわかりやすい解説・・・・・
目からうろこです。

2020-02-05 21:59:31

すわんさん、こんばんわ!!
回答ありがとうございます。

何度も何度も読み返してしまいました!
とても勉強になりました。
不定冠詞”a"は一つの意味ではなく、複数のニュアンスを持っていることが理解できました!

これからもご質問する場合があると思いますが、
ぜひ回答していただけたらと思います。

よろしくお願いいたします!

2020-02-04 02:14:39

Seijiさんこんにちは!

そうですね、不定冠詞の「a」とかって、日本語に訳す時に特出して訳すことがないので、あまり意味を持たないっていうふうに言えなくもないんですが、私は英語の文章で冠詞は結構重要だと思ってます。

英語を話したり書いたりする人って、どうやらものやことの名詞について、いちいち「形のあるものかないものか」「数えられるものかそうでないか」っていうことを、瞬時に判断してるんじゃないかと思うんですよ。

以前ここで冠詞についての質問をされた方がいらして、その時に私がつけたコメント(長いですすみません)があるので、下につけてみます。

===
英語で話したり書いたりしていると、常に頭の中で意識していることがいくつかあります。その中のひとつが、名詞が可算名詞か不可算名詞か、ということです。

そんなこといちいち気にしてしゃべったりしてないよ!っていう方もいらっしゃると思うのですが、可算・不可算というふうに考えていなくても、英語では、名詞に形があるものか、そうではない実体のない概念的なフワフワしたものか、ということを、はっきりと区別するクセがあります。これを間違うと、違った意味にとられてしまうことがあります。

例えば、

I like cats.
I like cat.
I like the cat.
I like a cat.

どれも似たような文ですが、意味が微妙に変わります。

I like cats.は、猫、という形のある生き物がいて、1匹の猫っていうことじゃなく、とにかく猫っていう生き物が好きっていうことを言いたいときには、複数形にします。そうすると、そのcatsの中にあるいろんな猫についてこだわらず、猫って生き物が好きだってことが言えます。

I like cat.というと、冠詞がついてないので、猫に形がありません。つまり、数えられない猫ってなに?ってことになって、下手をすると「え?あなた、猫の肉が好きって言ってるの?」ということになりかねません。これと同じ要領で、豚肉が好きです、という時に、I like a pork.とは言わず、冠詞を使わずにI like pork.です。同じ要領で、I like chicken.なのか、I like chickenS なのかで、鶏肉が好きなのか、コケコッコーのにわとりさんが好きなのか、という意味に分かれます。

I like THE cat.というと、例えば会話の中である特定の猫のことがすでに話題に上っていて、その猫のことが好き、っていうことになります。

では、I like a cat.ですが、これは文法的に間違ってはいませんが、コミュニケーションの中ではちょっと違和感のある文です。私は、ある猫が好きです。でもどの猫か特定もしてないし、これだけでは「ん?どの猫のこと言ってるの?」という疑問を掻き立てます。

===

長くなりましたが、take a bath に a がついているのは、bath が形のある数えられるものであることから、必ず bath という場合には、a をつけるか、もしくはその代わりとして特定できる冠詞 the や、our bath などが必要になります。ということで、「形があって数えられるニュアンス、対象が複数でなく一つだというニュアンス、不特定というニュアンス」ということを、すべてこの a が伝えているということになります。

日本語で「お風呂に入る」って言うときに、お風呂の浴槽を思い浮かべてそれが「形のあるものだ」とか「数えられる」とか考えてる人っていないと思いますし、むしろ「お風呂に入る」っていう行為を思い浮かべて、行為に形はないのに、なんで a がつくの?と思うんですが、英語の場合はbathという名詞=風呂とか浴槽ってことになるので、入れないと逆にbathが抽象的な何かということになって、何それ?ってなるんだと思います。ちなみに、入浴するという行為を表す動詞 bathe(ベイズと発音)のing形でbathing(ベイジング)という名詞があって、これは行為そのものを指すので形がないってことで、不可算名詞なので a は不要です。理屈っぽいですね。

Weblioなどの英和辞典で名詞の単語をひくと、必ずそこにその単語が可算名詞か不可算名詞かが書いてあります。名詞によっては、可算か不可算で意味が異なる場合も多く、辞典でもきっちり説明してあります。名詞をひくときは、可算か不可算かを確認すると、文章のなかでスムーズに使うことができます。

ちなみに、冠詞を必要とする名詞でも、端的に内容を伝える必要があるようなシチュエーションでは、省くことがあります。例えば、新聞の見出しなどは、できるだけコンパクトにインパクトのある見出しが必要ですから、The prime minister was arrested for the suspicion of bribery. が Prime Minister Arrested for Suspicion of Bribery となります。見出しの場合、動詞が省かれることが多く、主語+動詞の組み合わせである文ではないので、句読点も省かれます。また、注意書きなど、すぐに目に飛び込んでくるメッセージにしたい場合も、冠詞などを省きます。

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